子どもがアスペルガーで親がカサンドラ症候群になってしまうことはよくあることのようです。
よく、夫婦間でなることは聞かれると思います。伝わるはずなのに、伝わらない。大人には期待しますよね。きっと、わかってくれるだろう。きっと、このことは経験からわかるだろう。
ですが、子どもには導いてあげる立場なので、「きっとわかってくれるだろう」はそもそもない状態。わかってくれるだろうの期待がない分、カサンドラ症候群にならない気もします。
うちの場合、次男がアスペルガーの診断をうけています。知能の遅れはありませんので、話せばわかる、そんな存在でもあります。ただ、小さなこだわりを受け流すことができずに、泣いたり、意地でもやらなければなりませんと言って、つらぬいたり、譲らないところが強くて、日常生活はへとへとします。
次男のこだわりや感受性を間近で、毎日聞いていると、私までぞわぞわしてきます。
影響されちゃいけないとわかっていても、「ここが気になる」どうしてもここは解決しなくちゃいけないと泣き喚く次男に寄り添えば寄り添うほど、その気になる不快感が影響してきて、私もぞわぞわしてしまうんです。
元々、私はだらしない鈍感タイプ。今まで全く気にしていなかった日常のあれこれが、ぞわぞわでいっぱいで、実は知らないことだらけで、気になることだらけ。でも、次男はまだまだ幼くて、頭の吸収もいい時期。記憶力もいいので、調べて覚えたことをつなぎ合わせることも出来て、次男なりに解決してことも、私には抜け落ちていく記憶の中から探そうにも見つからなくて、また一から調べなくちゃあいけなくて、つなぎ合わせる頃には本題まで忘れてしまう有様。
だけど、最初に感じたザワザワだけが残ってしまうんです。
次男のザワザワとぞわぞわがどんどん溜まってきてる。
自閉で感受性が強いとか、外から音に異常に反応してしまうとか、色々聞きますが、このザワザワやぞわぞわが増幅してやってくると思うと、本当に恐ろしいですね。私は大人だから、ザワザワに蓋をすることもできるけど、出来ない子どもだったらと想像しています。
どうでしょうか?
夫婦間で起こるカサンドラ症候群とちがって、期待やわかるだろうな気持ちではない、子どもから影響してしまうような、そんな感じです。
私はまだ、体調に変化はありません。ただ、ストレスはかなりのものです。子どもがささいなことにこだわり泣きわめくのを収まるまでじっと寄り添うだけの時間に、耳をふさぎたくなります。