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習い事のヴァイオリンはやめた方がいい(それでも選択したわけ)

  • 2021年9月19日
  • 2021年10月12日
  • 習い事
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いや、やんないでしょ?って思ってますよね。

それとも、佐藤ママも子どもたちにさせてたっていうヴァイオリンは、やらせてみたい。でも、どうしようかな?で、「バイオリン 教室」で検索してますでしょうか。近くに、お教室があれば、少しは気軽に始められるかもしれないとか。もしくは、義母におすすめされたとか。

うちはパパがヴァイオリンを習ってました。

まったく、仕事には役になってませんし、趣味で弾くということもありません。ただ、無駄な絶対音感(無駄っておこられそう!)があるというくらい。それでも、子どもが習い始めたら、練習には付き合ってくれますし、見本で弾いたりしています。上手すぎて、子どもを泣かせるっていういつもの練習パターンではありますが、泣くほど悔しいってことですから、真剣に取り組んでいるということなんでしょう。

私はまったく、触ったことすらありませんでした。

楽譜も読めないのです。絵は好きだけど、音楽は鳥肌が立つほど嫌いでした。

音合わせが難しい

ヴァイオリンは弦を弓で弾く楽器。弦はすぐ緩みます。弓の滑り具合も変わってくる。張り具合で音も変わる。

もう、毎回、音合わせが必要です。毎週レッスンがあれば、週1で先生に調弦をお願いするということもできますが、流石に、幼児を卒業したら、自分でしないわけにはいきません。ヴァイオリンのレッスンはどこもたいがい月2回。週1のレッスンがあれば、かなりラッキーです。

音を合わせる何ヘルツか調べてくれる道具もありますが、今のところ、レッスンではこの音に合わせてってかんじで「ピアノをポン」。ピアノの音に合わせて、同じ音になるまで、自分で調整しています。

小さいころから、音に触れていないと、ピアノの音とヴァイオリンの音色の違いにまず、チンプンカンプン。音色が違うと、違う音に聞こえてしまうので、音感がある人はドの音でしょ?って感じになるんでしょうが、これがなかなか難しいです。

そこまでに一難…。

小さな子どもが立って練習

音は小さいころから触れていないと、馴染めないもののように思います。でも、ヴァイオリン、幼児にはなかなか難しい。まず、立って練習(当たり前)。幼児にヴァイオリンを持たせて、肩をあげた状態で、音を取りながら30分以上立たせておくことがかなり難しいです。大人だって、髪を結うのに腕をあげて30分もかかっていたら、もう、ダルいですよね。子どもも同じです。

数を数える

始める3歳のころには、しっかり数字がわかっていないと難しい。ピアノは歌いながらやったりしますが、ヴァイオリンは歌いながらは無理です。顎にがっちりはめて弾きますので。歌いながらという、幼児になじみのある方法と違って、立って、音を取りながら、8までは自然とカウントできないと弾くことができません。まず、はじめは、「きりん」「らいおん」など言葉を弾くところからですが、そんなの最初のレッスンだけ、あっという間に、「おたまじゃくし(音符)がいくつかな?はい、いち、に、さん、しー…」と始まってしまいます。

なんか流派がある

そんなの知らん。と思いましたが、お教室によって、教育システムが違います。

基本は鈴木メソッドと、篠崎ヴァイオリンの2つ。

鈴木メソッドは音を聞いて同じように弾く、真似っこなので、結構むずかいい曲も早めに弾けるようになります。小さいころからコンテスト出場の子は、この鈴木メソッドが多いんじゃないかなという印象です。

自分で楽譜を読んで、まずはやってみるスタイルの篠崎ヴァイオリン。こちらは、自分でやっていかなくてはいけないので、進みはゆっくりです。ただ、楽譜を読む、曲を理解する、ということにも注目しているので、後々、しっかりと身になっているというイメージです。

さて、どちらがいいですか?

お教室も限られているのに、流派まであって、もう、めちゃくちゃ面倒…。

うちは流派のない先生にお願いしました(笑)。

篠崎ヴァイオリンの楽譜を使う時もあれば、鈴木メソッドの楽譜を使う時もあり、まちまちです。ただ、教材という面だけみると、鈴木メソッドがしっかり整っている気がします。

パパが鈴木メソッドで教育を受けて、反抗期に突入。そのまま、鈴木メソッドに反抗、という状態なので、鈴木メソッドのゴリゴリのスタイルはやめてもらうことにしました。マネしてばかりで、「自分で弾いている感じがしない」「楽しめない」というのがパパの意見でした。

楽器の取り扱いが大変

弦が切れる。これは大変です。そして、弓も細かい糸のような馬のしっぽを束ねてあります。これが一本一本きれていくんですよ…。

パパがイライラして、弓はここ!って横から触ったら、弓の馬のしっぽが、「ぶちん!」何本か切れました。

弦を張っているところに置いてる木片みたいなやつ、ただ、弓で押さえてるだけで、どこにもつながってません。落としたら、衝撃でコトンと倒れる。もう、終わりです。

もし、これが発表会前だったら?もう、あーー!もう終わりだ。発表会には出られない。例え間に合ったとしても、修理中に休んだ指が思い出すまでに時間がかかりそう。

私はエコのために、節約のために、ほとんどを自転車で過ごしています。買い物も幼稚園の送り迎えも。こんな私でも、ヴァイオリンのレッスンの送り迎えだけは車で送迎しています。雨に濡れたらいけないし、自転車の衝撃で大変なことになっては困るから。

部屋の湿度の変化で弦も切れやすいです。なので、うちでは、ケースに湿度計がついているものに入れています。ご飯炊いたら、炊飯ジャーの蒸気でプチンといくこともあります。ポットもジャーも蒸気レスを選ぶってことになるんでしょうか…?それとも、家が広かったらいいんかな…。家が広かったら、そんなの関係ないしね。

ピアノも必要

これ、え?ってなりますよね。

初めはヴァイオリンだけで、練習してました。初めは大丈夫です。しばらく経って、曲がしっかりしたものになっていくと、伴奏が必要だったりします。

次男がピアノをやりたいと言ったので、次男用の電子ピアノがありますので、うちではなんとかそれでやっています。

私、ピアノ弾けないんです。楽譜も読めないって言いました。

長男「この、お休みのところの間がわかんないだよね。」
先生「ここはピアノの伴奏の音があるから、ピアノの音聞いてね。」
長男「はい、わかりました!ピアノの音…」
先生「ね?お母さん、ここのお休みはわかりにくいので、おうちでもピアノの音いれてあげてください。発表会でもピアノの伴奏がはいりますし、ちょうど練習になっていいと思います。」
 
 
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そんなこと聞いてない!ピアノは弾けない!伴奏はぜーったい無理!

仕方ないので、次男のピアノの先生に相談し、大人のピアノレッスンに通うことになりました。

ヴァイオリンの練習の妨げにならないように、簡単に、伴奏を作り変えてくださって、ピアノが弾けない私に親身に寄り添っていただいて、なんとか練習しています。発表会の伴奏もお願いするということもありますし、どうしても、伴奏の練習が間に合わない時は、先生が弾いてくれるピアノの動画を撮って、ヴァイオリンのレッスンにも使ったり、私の見本として見ながら練習したりしています。

発表会のピアノ伴奏者の確保が大変

個人レッスンだと、どうされているのかわかりませんが、発表会でのピアノ伴奏者の確保は本当に大変です。

うちでは大手のカワイ音楽教室に、長男のヴァイオリンも次男のピアノも頼んでいることもあり、先生同士の連絡も取りやすいのか、次男のピアノの先生に伴奏をお願いしています。ヴァイオリンの先生は、練習の時には伴奏を弾いてくれますが、やはり、発表会ではピアノの先生にお願いしたいとおっしゃっています。

私もレッスンをお願いしていることもあり、色々と融通してもらいやすいです。

とても、親身に色々セッティングしてくださるので、今の状態がとてもオススメです。


つまり、大変だけどはじめちゃった

とても、大変なことばかりですが、本人が取り組んでいるなら、いいかな。

ただ、音楽にかける時間はピアノの習い事も何倍も増えるということはあります。その分が、やる気と上達につながっているのも確か。ピアノも練習が大事だけど、その他の楽譜の読みだけでも、ピアノよりも時間がかかる印象です。鈴木メソッドのように、できあがった教材が少なく、鈴木メソッドも真似て真似て体に覚えさせるかんじですし。次男がピアノをカワイ音楽教室で習っているせいか、すごくよくできたステップアップが組まれた教材と比べるとね…。親と子で共にチャレンジするには、すごくいい題材かもしれません、ヴァイオリン。

それと、

発表会の時は、ヴァイオリンがたった一人で、長男がヴァイオリンをかまえたら、会場がザワっと一瞬なりました。発表会でもらう女子からの手紙とか…、ヴァイオリンっていうだけのかっこいいポイントがあります。

あー、なんて、いやらしいの。純粋に音楽楽しめよ!と自分に、猛烈恥ずかしくなるけど、もう、かっこよくない?ってただそれだけです…。だって、私、音楽センスゼロですもの。

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