どちらもプリント学習で、自学自習タイプ。指導者だか、先生がいて、丸付けをする。子どもができない、プリントがでてきたら、何回もやらせるか、つまづいたところまで戻ってやらせる。先生の仕事は丸付けとプリントの用意。
学研と公文の決定的な違い
私は教材の内容が教科書準拠かどうかだと思います!
学研は学習指導要領にあわせた教材つくりになっています。公文は算数では計算問題を中心に6割程度のカバーです。そのため、公文はかなりいいペースで学年を超えた学習ができる仕組みになっています。そして、公文は、プリントが何分でできたかで判断しているため、早く終わらせるために、殴り書きでもOKの教室が多いようです。
学研は、学習指導要領にあわせているため、算数もテストで大問と言われている問題が多くでてきます。時間をかけてもじっくりと自分で解決していくことをモットーとしています。
ここの違いが大きいので、このあたりでお子さんの個性にあわせた教室を選ぶべきと思います。
時間をかけてもじっくりとやるタイプ、速さ重視で学年を超えて進む達成感を重視したいタイプ、この2パターンが決め手になると思います。
学研と公文で迷った時に
じっくりタイプか、スピードタイプか、分からない。子どものタイプなんて、まだ小さいし、判断できないでしょっていうことが多いですよね。
将来の進学のスタイルと、お金の具合をみて、親の計画も示唆に入れるといいと思います。
中学受験を目指している場合は公文
地方公立の進学校を目指してる場合は学研
公文でとにかく計算力と漢字は鍛えて、3年生から進学塾で中学受験
もしくは、学研でじっくりと自学自習を身に着けて、公立進学校を目指すか。
今後の教育費用にも関わってきます。
なぜなら、公文は1教科7700円、英国算をすると23100円
学研は3教科で13200円
月々の費用だけでも違いますが、ここから、3年生からの進学塾で月3万~5万、これはかなり大変です。そして、私立中学の費用がかさんできます。
公立進学校での場合、ここから3年生からの進学塾はなしで学研を続けたらいいと思います。学研も無学年制なので、頑張れば中2で中3までのすべてが終わる予定です。中2の夏から、中3までのすべてを終えた状態で進学塾に進むのがおすすめかなと思います。
それと、公文で当初から塾に慣れ親しんできた子どもたちは、大学進学までの予備校などの大学受験時も、いくつも対策にあわせた講座を受講する必要があると思います。講義スタイルで慣れた子どもは、その方が手っ取り早いのをよく知っていますので、講義で手っ取り早く情報を収集して、受験に臨もうとします。
自学自習になれた子どもたちは、講座で自分はわかっているのに、分からない人が多い部分を聞かされる手間が面倒だと思って、自分での学習スタイルを選ぶことが多いように思います。それでも、志望校にあった講座を絞って受講する必要はあると思いますが、圧倒的に、受講数が変わってくると思います。
細かい違い
- 受講教科数
- プリントサイズ
- 対象年齢
- 夏季冬期のオプション
- 英語の教材
- 問題のバリエーション
- 教室数
- カバン
- 特典
結構違いありますね。
受講教科数
受講教科数は、公文が英国数の3教科ですが、学研は英国数理社と5教科になっています。
理社も追加しても、公文より安い17600円なので、かなりお得な感じがします。
ですが、公文は宿題が多いし、学研は1日1枚分×教科しか出してないので、その辺のお得感はどちらで測るかは、それぞれです。ただ、学研でも相談で宿題を増やしたり、子どもの様子をみて、どんどん先に進めます。教室によって違うし、3教科しかしていない教室もあるので、その辺はよく選んでしていただくのがいいかなと思います。
学研はじっくりというけど、問題レベルはどうなの?ってなりますよね。問題レベルですが、基礎は簡単、発展はZ会の通信教育よりも難しいなと感じています。
なので、もっとやりたいというお子さまはかなり難しい問題にチャレンジすることもできます。幼児についても、問題文が2段階になっているものが多く、「ひよこを5つ〇でかこみましょう」ではなく、「うえの絵とおなじかずだけ、色をぬり、〇でかこみましょう」みたいな問題文を読まないと、〇で囲んで色塗りを忘れてしまうようなことになるので、よく問題文を読むという習慣づけのための教材になっています。
プリントサイズ
こんなのどうでもよくない?と思うかもですね(笑)
公文は小さくてB6サイズくらい。学研はB5サイズくらい。
問題の質が違うので、大問が多い学研は小さくするとプリントに収まらないので、ちょっと大きめです。
で、公文は4か所穴が空いてます。独自のサイズの穴で、どのファイルにもぴったりというのはなさそうで、フラットファイルで紐が柔らかいものを利用して融通をきかせるのが得策のようです。
学研はB5サイズで2穴。B5のフラットファイルに入るサイズです。
百均の大型ストアにいかないとB5サイズがないのが、面倒ですが、本当はA4にしてほしいけど、とりあえず、子どものサイズ感にあわせて、B5がギリギリかな…。
公文はドンドンやって、わからないところはわかるまで、スラスラ解けるまでこなすので、過去のプリントは見る必要がないと思いますので、自分の達成感のために保存という感じになります。
学研は、過去の例題をみることも、過去の問題に振り返ることもありますので、保存が必要です。公文ほどプリントは多くないので、とりあえず、保存はして、1年は置いとく必要がありますね。学研から紐綴じを指導されると思いますので(学研が用意)、その紐綴じで子どもが自分でファイリングをするスタイルになると思います。
プリント学習って、プリントが散らばって、面倒ですよね。
対象年齢
どちらも1歳から大人まであります。公文は特に、他外国語(フランス語とか)の学習もできますので、大人の公文通いも増えているようです。
学習指導要領にあわせている学研は高校生までしっかりと通常の学習内容があります。公文は英国数のみに限って、高校生でも大人でも内容が用意されているようです。
まぁ、通常の学習については、公文は中学まで、学研は高校までというかんじでしょうか…。
夏季冬期のオプション
これは公文がどこまで対応しているのかよくわからなかったのですが、私の近所では通常のものが繰り返されるというところばかりでした。
学研については、夏季に追加8回、冬に4回などの追加を設けています。苦手を重点的にやったり、英検に備えたり、漢検に備えたり、そんなかんじで、自由設計のコースがあります。
その他、夏だけ科学教室を1回とかやっているところが多いです。会員でなくても受けられる1回限りの実験授業です。
英語の教材
これはかなり違いがあると思います。
公文は音声ペンですね。子どもが手軽に学習できてすばらしいと思います。ECCジュニアも取り入れていて、ペンはとても使いやすいです。
学研はタブレットでの閲覧です。
タブレットで英語の学習をしますので、学研独自のキャラクターが色々説明してくれるようになっています。中3レベルまで全部の教材を閲覧できます。追加で購入のものはありません。
ただ、タブレットあればいいけど、なければ親のスマホを貸すか…。これが面倒かな。
英語だけでなく、英国数すべてのドリルも入っていますので、タブレットがあるなら、学研の教材をおすすめです。目が悪くなるとか、タブレットの閲覧がどうも…という人は公文かな。
それと、学研は、教室に通ってる子はみんな、学研ライブラリの本が全部、タブレットで読めます。
小学生に大人気の「最強王図鑑」もタブレットで読み放題。便利ですね。追加費用がかからないのが、かなり費用面ではお得です。
問題のバリエーション
問題は大問が多いゆえに、簡単から難しいまで用意されています。共通テストにでてきたような、データの読み取りがかなりでてきています。その分、計算問題をこすることがない学研は計算力はなかなかつかないかもな~。どちいがいいかな~?
教室数
もう圧倒的に、公文が多いですよね。公文は16000教室で、155万人のが通ってるらしいです。平均で90人以上が1教室にいる計算。すごいですね。
学研は428教室の44200人くらい。めっちゃ違う!違いすぎる!
東大の3人に1人は、公文経験者といわれるだけありますよね。分母が違いすぎる。
これから、共通テストの問題形式も変わってきて、どこに需要がでてくるかわからないので、人数ではなく、子どもにあわせて決めたいところですね。
カバン
いや、教室違うんだから当然でなんですけどね。公文の方がオシャレかな。
学研は横型でちょっと古めなデザインです。
特典
これね。保険とか、地味にあります。
会員に保険つけてるんですが、公文は教室内で起こった事故のみ。
学研は通学の往復も含まれます。
教室内の事故なんて、ほぼないですよね。先生もいるし。
だけど、近所の教室にいくのって、慣れてきたら小学生なんかは自分で勝手にいったりすることもあるじゃないですか。そこで、やっぱり、交通事故や、転倒かなと思います。自転車でこけたとか、そういうのは保険がでる学研の方がいいかなと思います。
それと、先ほどもでてきましたが、学研教室は学研ライブラリがついてきます。
学研の本が読み放題。大人向けの本もあるので、子どもとタブレット共有して、ダイエット本とか料理本とか、パラパラみたりできて、お茶のお供にいいですよね。それと、学研の本は5%オフで買えます。
教室でいつも使う辞書はかなり安く購入できます。教室の先生に相談したら、先生を通して買ってくれると安くなるはずです。まぁ、入学時の継続特典で辞書は無料で配ってるたりしますので、買うまでもないかもしれません。
入学時とか逃してしまったら、安く買えます。