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小学高学年の学研教室を使った先取りモデル(小5の場合)

中学受験を考えていても、公立高校を目指している方も、お子さんが先取り学習をして、なんとかライバルよりも一歩出たいと思っているんじゃないでしょうか?

比べることはもちろん、良くないです。

その子、その子の学習があるので、先取りなんかよりも、着実な一歩で勉強していってほしい。それが、学研教室の願いです。

でも、まぁ、参考までに。もし、学校の勉強に余裕を感じているなら、本人がもっとできると確信している状態なら、先取り学習の学習モデルを参考にしてもらえるといいかなと思います。

まず、前提に、強制は一切なしです。お子さんの学習状況をみて、振り返り学習の勇気を持ってください。急がば回れです。わからないまま先に進んでしまったら、その先もわかることはありません。穴ぼこだらけの知識、その穴ぼこがテストにでて、できないできないとなってしまいます。こわいですよね。

ここで、なぜ学研教室なのか、ご説明します。

学研教室の教材は教科書準拠です。そのため、学習指導要領にあわせて、細かく改訂をおこなっている教材です。

そのため、全部やれば、学習範囲は終わる想定になっています。同じプリント学習でも、公文との違いはここですかね?教材が教科書準拠といことです。

私が、色々教材を研究したあげく、個人塾でもなく、公文でもなく、学研教室をやろうと思ったのは、この教材のすばらしさにあります。

集団講義タイプの学習塾では、強制的な先取り学習をおこなっています。もし、わからないところがでてしまったら?質問にいけばいいですが、たまたま、体調が悪かったら取り残されてしまう。たまたま、学校の行事が忙しくて塾の課題がこなせていなかったら取り残されてしまう。逆に、分かるところなのに、やたらとこねくり回した問題を突き付けてここだって重要なんだぞと押し付けてくる。分かっているところは少し早く進みたいのに、分かるところも分からないところも時間配分は統一になっている。このようなデメリットがあります。

それでもやはり、集団の方が塾仲間との切磋琢磨や、説明してくれるので手っ取り早く理解できるというメリットがあります。その辺はお子さまにあったスタイルをお選びいただくのがいいかなと思います。

算数

学研教室の教材はきっちりすすんでいると、7カ月ほどで終了します。その途中で、理解がたりないところを振り返りしたり、繰り返したりして、結局1年かかるんですが、振り返りをどのくらいどのようにするかで、先取り方法がかわってきます。

夏休み明けに、だいたい学習が終わったところで、出来ていなかったところを振り返っていきます。私は2問以上間違えたところは要注意で振り返りを推奨しています。

小5だと、

第2集(少数のかけ算)でちょっと正解率が落ちる

第5集(体積)で単位の間違えをする1トンは、1000kg=1000×1000グラムですから、 1000000cm2のこのあたりが間違えやすい

第6集の後半(約分・通分)で約分し忘れなどで、ちょいちょいミスる。ここは量をこなしてミスを減らすか、しっかりとした理解でよしとするかはその子の様子で判断です

第8集の三角形・四角形の面積で、三角形は理解したものの、平行四辺形はどうだっけ?ひし形はどうだっけ?とわからなくなる…

第9集 速さ。これはいつの時も定番です。文章題がわかりにくいという点にありますので、基本は解けるけど、応用でつまづく問題です。

第10集 もう一度小数や分数の計算がでてきますので、しっかりできてない場合は、こちらも例外なくつまづく。

第13集 円周率や展開図がでてきます。辺の長さの問題で勘違いがよく発生する箇所

ここら辺が多くの場合の復習箇所です。幸い、この範囲が学校では夏休みあけになることが多く、ちょうど1周やりおわったあとに、どれも出てくるので、順次復習しながら、宿題は学校とあわせるなどして、学校の方もフォローしつつ、各自の学習にすすめることができます。

順調にすすんだ場合は、こちらを年内に終わらせ、残り3ヶ月を来年分に回すことができます。3ヶ月ごとづつずらして、中2で中学までの学習範囲を終わらせて、受験に備える、英語をさらに伸ばすなどに時間が使えそうです。

学研教室の発展問題集は、実はかなり難しく、進学塾の発展問題とさほど変わらない質です。

ここまでやるかどうかは、難しいところですが、先取りするなら、是非やってほしいところです。学校のテストには出ない難しさでもありますので、目指しているスタイルで保護者とも相談しながら、取り組んでいくかんじです。発展問題にとりくまずに、進級するということもありえます。

追加で自宅でも学習状況の確認がしたいということでしたら、5年生相当の数検を受験することをおすすめしています。近年の受験傾向にもあった整理技能問題もありますので、理解度をはかることができます。

国語

こちらは12集でおわるため、早めにおわることができます。

ただ、言葉のきまり・作文・読解など、プラスαがありますので、そこは今後の受験傾向をふまえて、やっておく必要があります。ただ、こちらは教科書にプラスのところなので、なかなか手ごわいところになります。

読解までのプラスαがおわったなら、漢字の復習をすべきかなと思います。漢字を繰り返して、繰り返し、漢字ごときで点数を落とさないようにしたいものです。

その他、四字熟語やことわざなどの知識が足りない部分がありますので、教室でなにかしらのフォローをしてもらえると、苦なく、聞いたことがある見たことがあるものとして、記憶しやすいかと思います。

教科書だけでは、知識量がやはり少ないと感じますので、もし、受験が視野に入っているなら、追加が必要かなと思います。

マンガで読むことわざのような本を買って読んでおく。そのようなことが必要です。

漢字の学習状況については、漢検がおすすめです。あまり沢山の問題集はやらずに、過去問を解いてみるだけで、問題ないと思います。学研の教材ですべて網羅していますので、漢字のところは何度も何度もプリントをだしてもらいましょう。

理科・社会

学研にも社会理科のコースが追加であります。いいのですが、、、その教材よりも、学研出版からでている「ひとつひとつわかりやすく」のシリーズがとてもおすすめです。

教科書によって、学校との進み具合も違うと思いますが、理社コースを選択していれば、学研教室でのフォローもあるかなと思います。

私の教室では、自学ノートづくりと、「ひとつひとつわかりやすく」のシリーズ(一つの単元が5分でおわります)、教科書ワークを組み合わせて、これ以上はする必要ないかなというところまでフォローしています。

あとは、本人の記憶力!

何度もやって覚えるか、授業をしっかりきいて、流れをつかむか、その子のやり方があると思います。

追加で、本などを沢山読むことも重要です。

子どもでも手に取りやすい、ドラえもんの学習漫画シリーズや、コナンの学習漫画シリーズ、サバイバルシリーズもありますよね、それにクレヨンしんちゃんの学習漫画シリーズもあります。

その他、子ども新聞、こどもの科学、NEWSがわかるもおすすめです。

どれも図書館で借りられますが、NEWSがわかるなど時事問題をとりあげているものは、あれ?なんだっけ?に応えるために、手元にどれかおいておくのがいいかもしれません。

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