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小学3年生の学研教室を利用した学習先取りモデル

先日、5年生について書きました。

5年生も分かれ道ですが、3年生も分かれ道だと考えています。

なぜなら、3年生の2月から進学塾の中学受験が始まるから。

最近は人数の確保や、確実に受かる子を増やしていく作戦として、小1からの入塾が流行っています。本科コースに入るまでの、前段階を用意しています。低学年では、ちょっと宿題などをこなしていれば、かなりの確率で高得点がとれて、しかも、学習習慣がつきますから、本科コースでもペースがつくりやすい子が育ちます。

塾の学習スタイルに慣れてもらうために、低学年からの入塾が推奨されています。

塾に行かない、中学受験しないという選択も、首都圏以外では多くなると思います。

そこで、3年生から、生活の授業が理科と社会に分かれますし、算数でも分数など、計算だけではない理解して解くことが必要になってくるこの3年生の時期を的確に過ごしてもらいたいものです。

学研教室の例を参考に、先取り学習を考えていきたいと思います。

算数

学研の教材はきっちりすると、9月ころに1回3年生分が全部終わるようになります。

ただ、5年生と違い、まだ算数の基本が出来ていない時期なので、ほとんどの子は終わりません。もし、すんなり進んでいるなら、進級テストをしてみて、ほぼ出来ているようなら、数検8級を受けて確定したらいいのかなと思います。

ただ、ほとんどの子が、もう少し、基礎をキチンとやった方がいいかなというレベルになると思います。

不安であれば、絶対に、振り返るべきです。

ここであやふやなまま進んでしまうと、5年生ではあやふやふやが大きくなって、算数苦手という意識になってしまいます。

第4集 時刻と時間、長さでほぼ全員ミスします。時間は読めても、計画的に時間を使うとなるとなかなか難しいものです。ここでの時刻や時間は、文章題もしっかり解けるように、しっかり定着が必要な項目といえます。

第8集 大きな数 億のくらいまででますが、この数のケタに慣れておく必要があります。

第9集 小数 小数の足し算や引き算で、小数点の位置を合わせることをわすれてしまうことがよくあります。注意が必要ですね。

第10集 分数です。この分数が曲者。分数の計算で、はじめて、現実世界ではでてこなかった数字の世界に突入するかんじですが、ここで、なかなか理解できません。ここは時間がかなり必要です。

第11集 重さ ここも間違えやすいところといえます。

14集までありますが、だいたいこの5集分で躓きがかんじられるところです。

5集をしっかり、復習して、こなすのに、かなり時間がかかりますので、先取りが難しいといえます。

ここで、あせらず、3年生の課題をしっかりこなすことが5年生以降で、先取りできる糧をつくると思いますので、慎重にすることをおすすめします。

ここで、小1からしっかりととりくみ、進んできた場合は少し、2年生あたりで先取りできているかもしれません。

Z会の問題集も良問だなと感じています。近くに学研教室がない方は、ぜひZ会でのチェックをおすすめします。

問題の難易度としては、高めです。ですが、解説が詳しいことや、問題が適格な誘導につながっているものが多いので、順に解いていけば、わかるような構成になっています。保護者様が一緒にすすめていく場合も、どの順で説明していけばいいかわかりやすいですし、小学生向けに参考書というものはありませんので、文章問題などの難問の説明には、お子さんに順序立てて説明する必要がある時に、とても役に立ちます。

理解度チェックのためだけに使いたいという場合は、問題数の少ないグレードアップ問題の全科テストがおすすめです。他の教科も1冊に含まれていますので、おすすめです。

国語

国語は、それほど問題なく学習できる子が多いようです。

第5集 ローマ字 パソコンとちょっと違うので、ローマ字って難しいですよね。テストはできてほしいですが、ここはできなくてもパソコンが使えるようになれば問題ないのでは?と感じています。

第7集 こそあど言葉  ちょっとミスがでてくるところです。ここで理解が不足すると、長文読解にかなり影響がでてきます。

第10集 ことわざ 体の名称をつかった慣用句など、大人は聞きなれているけど、子どもにとって始めての言葉ばかり。ことわざ、慣用句、四字熟語は慣れていきたいものです。

その後の、言葉のきまり、読解、作文、これはかなり難しいです。

漢字の送り仮名や、同じ読みの漢字を整理するなど、細かいことを整理しておくのが、3年生で必要かなと思います。自学で、そういった整理したものをノートに書いてみるなどもお勧めです。

書き順や、部首について、教科書であまり丁寧に取り上げない分、ドリルをこなすべきかなと思っています。

教科書ワークはとりあえず、あった方がいいと思います!長文の問題も、ほとんど学校のテストと同じです。前もってやっておけば、高得点間違いなし。漢字についても別冊がついてくるし、教科書の単元にあわせた順に漢字も本体の中に含まれています。(学研は順序が教科書通りではありませんので、学校のテストを考えるなら教科書ワークは別にあった方が安心です。

漢検はおすすめです。3年生はちょっとでもかわいいのがとりかかりやすいかな…。

理科・社会

これは教科書ワークをおすすめします。

理科や社会は学習漫画で補完を。

歴史漫画は早いうちから手元においておけば、知らない間に手に取ってよんでいるかも?それくらい緩い気持ちで。高いの買ったんだから、読みなさい!はなしです。

まとめ

先取りといいながら。。。

先取りしない方がいい学年なんですよね。しっかり、数字が概念になってくるところ、漢字の送り仮名、部首などきめ細かいところで、学習環境を整えるが大事です。

3年生なら、まだ、保護者も一緒に学習を整えていける内容です。自学ノートで、しっかりと、漢字の送り仮名や、同じ読みの漢字を集めてみるなど、丁寧な学習を目指すといいと思います。

よく、公文で6年生範囲まで終わらせて、3年2月からの中学受験塾に備えるという話がでてきますが、長文読解や、文章題の取り組み方、そういった難問に自力で解く力にはなっていません。

塾では手っ取り早く、講義で教えてくれますが、高校受験や大学受験に進むと学習は自分で取り組んでいかなければなりません。その基礎的な取り組み方を丁寧にやっておくのもいいかなと思います。

中学受験しない、公立が強い地方のみなさま、自学できる基礎力をつけていきましょう。

自学できるようになれば、子どもたちは勝手にどんどん勉強していきます。学校の問題はなんなくこなせるし、自信もつき、上を目指していくようになります。

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