全国統一小学生テスト、終わりました。小学生のみなさん、お疲れ様でした。これから、日能研全国テストなども、控えているお子さまもいらっしゃるかと思います。
うちの息子は長男だけが受験しました。年長から受けられるので、次男も受けられますが、まぁ、まだ、問題を解くという感じではないので、今回は長男だけ。
小2国語の難易度
小2国語はそれほど、難しくなかったようなものの、ひっかけ問題があったようです。
ひっかけなんて、あった?と思ったなら、きっと、ちゃんと解けてます。
どうでしょう?春に比べると、漢字の言葉を使ったパズルのような問題はなかったので、地道な通常のドリルで
小2の息子が間違えてくやしがった問題
最後の問題。一番最後の問題です。6-3です。
・順番をきめ、一人づつ「た」のつく言葉を一つ言う。
・手をたたきまちがえたり、最後に「ん」のつく言葉を言ったら、その人のまけ。
(3)二人でゲームをし、ぜんぶで八回たたいた後、ゆいさんが「ボタン」と言ってしまったところでゲームは終わり、けんとくんがかちました。
ゆい「たぬき」
けんと「だいだいいろ」
ゆい「田んぼ」
けんと「けん玉」
ゆい「竹とんぼ」
けんと「(問題)」
ゆい「ボタン」
ア かたたたき
イ タオルケット
ウ たてふだ
答え、息子は「イ」と答えてしまったそうです。正解は「ウ」。
どうですか?かなり、ん?と思いました。私でも、2回読み返してしまいました。
問題までに6回「た」があります。
息子はゆいちゃんの1回とあわせて、8回にしようと「イ」を選んだようです。
でも、問題は、ぜんぶで八回たたいた後、ゆいさんが「ボタン」と言ってしまったとあるんです。
つい、ゲームの特性をみて、回数など気になって8回「た」を言うと考えてしまいますが、問題の答えまでで、8回にしないといけません。
たてふだと言って、8回の「た」8回手をたたいて、それから「ボタン」で、「ん」を言ったからまけなんです。負けに回数が関係ありません。「ん」を言ったから。
見事にひっかかりました。
前提をしっかり、確認しないといけません。国語で、感情を読み解くということが、やはり中心に考えることが多いと思いますが、国語の問題は、学校の授業で行うような、コミュニケーションとしての国語の力を伸ばすということではありません。
テストのことだけを考えたら、このような前提をしっかり読み、原因、結果を探るポイントを考えていく必要があります。
小学生の対策に多読がオススメです!(おすすめ本リンクあり)
このような問題は、短いストーリーを読み込んで、原因と結果を常に意識する練習をする必要があります。(息子はまだ、そのような特訓はしていません。のびのび子育て中)
塾で教えていた時は、『星新一』の本を抜粋して、秒数を図って読ませていました。
星新一はショートショートの神様だと思います!本当に!
すごく読みやすい、小学生が興味をもつような奇想天外なショートショートがたくさんあります。
ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション 1)
きまぐれロボット (角川文庫)
星新一ショートショートセレクション〈10〉重要な任務
頭の大きなロボット (星新一ショートショートセレクション 6)
本当にあげればきりがないですが、特に有名ないくつかをご紹介しました。
多読でざっと読んで、その内容を子どもから聞いてください。完結にまとまっていれば、成功。わからないところは、子どもドンドン質問して、答えてもらってください。そうすることで、子ども段々と整理するようになってきます。
少し、子どもとの時間が必要で、ワーママには難しいかもしれませんが、結構すぐ読めるので、10分あればできます。毎日、ちょっとづつ、学校の宿題で音読のついでに、ショートショートも(声に出さずにザっと読んで)読んで完結にまとめた内容を教えてもらう。大人は読まない方がいいと思います。まだ、まとめる力がない場合は、親も一緒に読んでまとめるところも一緒にしてあげる必要があると思います。
書くことが重要という方もいらっしゃいますが、テストでメモはともかく、まとめて書く練習をするのは、まだ、高学年の受験真剣モードに入ってからで十分だと思います。書くことが面倒で、すぐ子どもは「いや」「面倒」「やらない」となってしまいますので、楽しく。楽しく、取り組めるように、気軽な状態で、チャレンジしてくださいね。