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自閉スペクトラムやグレーゾーンの子のための家庭学習

  • 2022年11月6日
  • 2023年2月23日
  • , 育児
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自閉スペクトラム症の子

落ち着きがなかったり、忘れ物が多かったり、色んなことに興味がありすぎて気が散ったり、自閉スペクトラム症と診断された子にへの家庭学習はとても難しいものです。

うちの3人の子のうち、次男だけ、自閉スペクトラムの診断を受けました。

次男は強いこだわりがあったり、よくわからないところに完璧を求めたりします。

幼稚園のころは、給食も食べずに制作活動の絵を描き上げるまで、みんなとは別に一人で続けてしまったりしました。

お兄ちゃんがいつも使っているタイマーを自分を使ってみたいと言って、タイマーを使うんですが、まず、回答に必要な文字の画数を全部数えるんです。なんでかなと思ったら、パパが計画と実行が大事だと言っていたのを思い出したんです。画数を数えて、何分やるか計画して、宿題をやる。プリント1枚72秒でした…。ぴったり72秒でできて、本人はとても清々しい様子でしたが…。

WISC検査について(ウィスク検査)

幼稚園でそんな様子だったので、小児科から自閉スペクトラムの診断を受けていました。

通級、つまり、普通クラスに所属していながら、週に1回別の授業をうけるというものです。その通級を行って、こだわりなどと折り合いをつける訓練をすることで、生きやすくしてげてはどうか?と入学時、説明を受けました。

でも、なんか、違う気がする。自閉ってそれだけのことなの?と疑問が残り、通級について色々検討しましたが、通級に通っている子と、うちの子の様子がなにか、違う。確かに、落ち着きもないし、声のボリュームは調整できないし、症状は同じだけど、なにか違う。違和感でいっぱいでした。

一旦、様子見のため、通級をキャンセルすることに。

本当はここで、入学時に知能に関する簡単な調査やテストをするんですが、ここをキャンセルしてしまいました。

通級に入るために、知能に関する検査は必須です。入学後、色々な環境の変化がありまして、結局、通級に通うことになるんですが、そこで、WISC検査の結果をだすように言われました。

WISC検査ってどこでするの?

もちろん、病院で行います。専門の発達の小児科の先生が、検査をしてくださいます。

うちでは、時期が中途半端だったために、教育委員会がWISC検査をしてくれました。そのため、小児科の先生ではなく、教員の先生が実施したWISC検査ということになりました。病院の予約がいっぱいで検査がずっと先になったからです。病院の予約はそのまま、教育委員会での検査を受けました。

ただ、学校の先生がしてくださるWISCはthirdらしいです。お医者さんでないと、forthの検査はできないので、より詳しく知りたい方は病院での検査を待つことになりそうです。

WISC検査を受けて

小学校では知能が低くなければ支援はなく、自閉スペクトラムへの支援のみあります。そのため、自閉の特徴であるこだわりや感情の起伏と付き合うためのクラスを週に1回受けることになりました。

そして、WISC検査でIQ130のギリギリギフテッドでもありました。いわゆる2E「twice-exceptional:二重に特別な」な子として小児科で診断されました。

そこで、疑問です。

自閉の特徴であるこだわりなどを、抑える訓練をした場合、ぎりぎりのギフテッドとしての色んな興味を抑えることになるのではないか?ということ。人付き合いが苦手で、興味を失ってしまっては、いいところがなくなってしまいまいます。うまく付き合うための、クラスとは、普通の子と同じようにふるまえるように、自分の興味に蓋をする訓練をするということです。

WISC検査までは、自閉として受け止めていたので、困りごとが、緩和されればいいな、そんなことばかり考えていました。でも、IQがちょっと高いゆえの興味などが、目障りな子として映っていたのなら、話は別です。自閉は誤診かもしれないなど、色々考えたり、調べたり、先生とお話したりしましたが、やはり、自閉であることに間違いはなさそうです。

困りごとを少し緩和してあげるための、ドリルがあると、小学校の担任からおすすめされた本があります。


医者が考案したコグトレ・パズル [ 宮口幸治 ]

立命館大学の宮口先生が提唱された「上記3つのトレーニングで構成されています。
コグトレは、身体面学習面社会面の3方向から困っている子どもを包括的に支援するプログラムです。」とのこと。

ドリルもたくさんでており、その中でも、次男がもっとも得意とするパズルに関するものから選びました。自閉の子は、苦手なところが注目されがちで、親もなんとしてでも、普通の子に近づくように家庭で調整してあげようと考えがちです。

でも、まず、選んでほしいのは、宮口先生がどうおっしゃるかはわからないけど、得意から初めてみるのがいいと思います。色んなシステムがあって、成長の過程の中から、色々と教えてくださる人がいるけれど、自閉の子といつも一緒にいるお母さまは特に、子どもがニコニコ過ごしている時間を一緒に共有したいと思っていると思います。

気持ちよく過ごしてもらうために、好きなものを用意したり、好きなおやつを用意したり、子どもの要求を聞いて、日々頑張っている…そう思います。私もそうだから、よくわかります。うまくいかなくて、こだわりの強さから、他のことに切り替えられなくて、泣きわめくなんて、よくあります。

ぜひ、得意分野からやってみる。

それがおすすめです。嫌だなと思ったら、もうどうしようもできません。得意から、ちょっとでも褒めてあげれるところから、取り組むべきかなと。

コグトレはとてもおすすめですが、もしかしたら、内容によって、お子さまに合わないかも。そんなのもあります。だから、得意なやつから、ちょっとやってみる。それで、チャレンジできることを増やしてあげるのがいいかなと思います。

社会性が身につくかどうか、そんなの、無理なのかなと思います。でも、社会性とは何か、相手がこういう時はどういう気持ちなのか、ひとつづつ整理して、教えてあげるしかないと思っています。相手がいやなことはやらないそう決めても、相手が嫌かどうかわからないんだから、どうしようもありません。

少し、本やドリルで、そのひとつづつを増やしていくのがいいのかな…そう思っています。

コグトレの後日談

コグトレやらせてみましたが、ほぼ1日でざっとやりました。途中から数秒で解ける問題を何度も何度も聞いてくるので、めんどくさくなってしまったようで…。最後まできっちりとは出来ていませんが、次男にはまったく必要のないものでした。苦手な分野を親として把握しておきたいと思い、やらせてみましたが、問題が簡単すぎて、まったく、微塵も、苦手の差に気が付くことはできませんでした。どういった子に必要なものなのか、もうちょっと明確にしてほしいなと思いました。なんだか、誰でも、やってみる?ってかんじで、間口が広い。広すぎる!

本は当然売れるんでしょうが、、、。

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コロナ禍で、家庭学習が重要になってきました。
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